今までに十分な開発経験をお持ちの方であればObjective-C言語やCocoaライブラリの流儀を理解する頃には「最初のiOSアプリ」の開発も終盤にきている頃だと思います。
アプリが完成すれば次はいよいよアップルへのアプリ申請→審査となります。
一回の審査には大体1週間〜10日程度は覚悟しておく必要があります。 ちなみにアップデート時も大体新規登録時と同じくらいの日数が掛かりますがアプリのダウンロード数や時期・タイミングによっても変動するようです。
└私はアプリ申請後、翌日には審査通過→公開されたこともありますので。。。
アップル社の審査は意外に厳しくて「却下(Reject)」されることもしばしばありますので、最初のアプリに関しては十分に審査ガイドラインを熟読して初歩的なミス等でRejectされないよう十分に注意してください。
私も経験がありますが、アプリが完成したらどうしても「早く」公開したい欲求に駆られることが往々にしてあります。 ですが、ここでその欲求を抑えて最低でも1週間はテストと見直しに時間を掛けることをお勧めします。
バグを取るのも大事ですが、iPhone・iPadは携帯デバイスのため作成したアプリが自由に使うことが出来るメモリには制限がありますので、連続動作時にアプリが急に落ちてしまう現象が起きる可能性も考えられます。
このような時にはメモリリークしている可能性が高いですのでProfileビルド&実行で起動される「Instruments」ツール等を使うことでメモリリークを発見したり、ゾンビオブジェクト参照による実行時エラー等の原因を発見することができます。
また、実際にエラーが起きなくてもAnalyzeビルドやProfileビルド&実行でメモリ解放に関するチェックは十分に行っておくことは重要なステップだと思います。
仮にテストが不十分なアプリを申請しアップルの審査を通過してAppStoreに公開されたとして、公開後に不具合を発見して直ぐにバグ修正したとしても再度アップル審査が必要となりますので、申請から公開まで1週間〜10日程度の日数が掛かってしまいます。
いくら致命的なバグの修正であっても審査を通過するまでは公開されませんので、不具合のあるアプリがその間もずっと公開され続けることになります。
結果として多くの利用者にご迷惑を掛ける事となりますし、安定動作しないアプリは直ぐに「削除」されて厳しいレビュー評価を付けられるのみでなく、二度と利用されないかも知れません。
作成したアプリがヒットアプリになるかどうかの一番大事なタイミング(初期リリース時)を自らのテスト不足でみすみす逃してしまわないよう事前テストには十分に時間を掛けてください。
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