2011年11月11日金曜日

iOSアプリ開発者への道(13):iOSアプリ名について

最初のアプリとして作成するものが決まりましたら、次はアプリ名を決める段階になります。

作成するアプリの機能を「簡潔に説明」したアプリ名がベストだと思いますが、より多くの人の目に止まり「興味を惹く」キャッチャーな名前にすることもランキングを上げるには有効な手段です。

また、AppStoreのリリースアプリ一覧でアルファベット順で並んだ時に「先」に表示されるようなアプリ名にする作戦を取っているアプリも見受けられます。

という訳で「アプリ名」を決めることは結構重要な事であると言えます。


そのアプリ名ですが実は1つではありません。 大きくは3種類のアプリ名があります。

まず一つ目のアプリ名としてアップルへ登録するベースとなる名称が必要となります。
これはXcodeでのプロジェクト名とほぼ同じになりますがアプリ名の間に「スペース」が入った場合は別の文字に置き換わる場合もありますので完全に一致する訳ではありません。

この名前は利用者に公開される名前ではありませんので、特に何でもよいと言えばよいのですがアプリ管理のための識別子になり、一度決めると変更できません。
└また、名称として日本語文字は使えません。

あと、留意しておいた方が良い事として将来的にiPhone用とiPad用とか有料版と無料版(Lite版)の様に同じアプリで異なるバージョンをリリースすることもあるかと思いますので、それを見越して名称を決めておいた方が良いでしょう。
└例)FIRSTGAME, FIRSTGAME_HD, FIRSTGAME_LITE


次に決めるのはデバイスに表示されるアプリ名になります。
ここでの注意点としてはiPhone用(半角11文字)とiPad用(半角13文字)で表示できるアプリ名の長さに違いがあるということです。

実際には上限を超えたアプリ名であっても登録は出来るのですが、デバイスで表示しきれないため「アプリ...名」のように一部が表示されません。

このようなアプリも実際には多くリリースされていますので特に気にならなければ問題無いのですが、ちゃんと名称が表示された方が好感が持てると思います。

また、このアプリ名は各言語別に指定可能ですので最低でも英語名と日本語名の2種類のアプリ名を用意する必要があります。 それぞれデバイスの上限文字数内でアプリ名を決めます。
特に日本語名では一文字が2バイト換算になりますので漢字では5文字以内で名称を付ける必要があり、より簡潔な名称を付ける必要があります。(半角カナ文字も利用可能←見た目が良くないですけど(^_^;))

このアプリ名は他のアプリ名とかぶっても問題ありませんが、お互いのマナーとして極力同じ名称にならないよう事前にアプリ名を検索しておいた方が良いと思います。

また、顔写真を集めたアプリを作成したとしてこのアプリに「Facebook」って名前を付けたとしたらソーシャルネットワークのFacebookからクレームが付くかも知れませんし利用者にとっても紛らわしいですのでこのような名称も避けるべきだと思います。

このデバイスに表示されるアプリ名は後から変更可能ですし、デバイス上でアプリを区別するのはアイコンの方が重要だと思いますのであまり神経質にならなくても大丈夫です。

最後に決めるのがアプリ公開時にAppStoreで表示される名称の決定になります。
この名前は比較的自由に付けることができますが、あまりに長いとデバイスアプリ名同様に一部が表示されない場合がありますので長さには注意が必要です。
└GameCenterでの表示が切れる場合がありますので注意。

しかし、このアプリ名がAppStoreでの名称となり利用者が検索したり一番目に付く名称ですので慎重に決めることが重要です。
また、他のアプリと同じ名称にならないよう日本語のみではなく英語名についても事前に重複がないかチェックすることも必要になってきます。
└私のアプリで英語名の重複を後から気付いて変更した経緯あり。(^^ゞ)

このアプリ名はバージョンアップ時には変更可能ですが、アプリの「顔」となる名称になりますので余程の事が無い限り変更することの無いようにすべきです。


最初はiOSアプリ開発着手時点でAppStoreへのリリースのことまで考えずに始めてしまいがちになるのは仕方が無いことだと思いますが、この3種類のアプリ名について「先」に決めておくことをお勧めします。

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