2011年11月21日月曜日

iOSアプリ開発者への道(18):ゲームアプリ開発について考える

iOSアプリの企画・開発でゲームアプリ開発を考えている人は多いと思います。

ゲームアプリジャンルは一番アプリ数も多く競争が激しいジャンルですが、その分上位にランキングされると驚くほどダウンロードされますし多くのヒットアプリも出ていますので「夢」のあるジャンルとも言えます。

特にゲームのアイディア次第では単純なゲーム内容でもヒット作となる可能性も残されていると思いますので、ゲーム開発について考えていこうと思います。

まず、ゲームのヒット作として思い浮かぶのは「Cut the Rope」と「Angry Birds」でしょうか。
両アプリ共に共通しているのは「物理エンジン」を利用したゲームだったと言うことだと思います。

ゲーム中の物体が自然法則に従って落ちたり、飛んだりするアクションが遊び手の心を掴んだのではないでしょうか。

次にヒットしたのが「Infinity Blade」に代表されるような「3Dゲームエンジン」で作られたiPhoneやiPadでは遊べないと思われていた3Dゲームが出てきたのは衝撃的でした。

こちらはゲーム性より「3Dがスゴイ」って事で売れたように思います。

3D系のゲームは最初こそ感動しますがゲームとしてみた場合、PS3やXbox 360とか据え置きゲーム機では当たり前にあったゲームですし、携帯端末ではメモリ不足等が頻繁に発生したりゲームアプリサイズ自体が大きく最近は敬遠され始めているようにも感じます。

最近では「Cut the Rope」や「Angry Birds」で使われた「物理エンジン(第一世代!?)」より高度なシュミレーションが可能な物理エンジン(風や水等の流体シミュレーションとか)や2Dゲームエンジンを利用したゲームが登場し始めており、今後はこちらが主流になりそうな気配を感じています。

売れる(売れそうな)ゲームアプリではゲーム性のみではなく洗練されたグラフィック等の見た目や物理エンジンを駆使した独創的なアクションを組み合わせているので、王道で勝負するのであれば「ゲームエンジン・物理エンジン」をベースにしたゲームアプリ開発が必要になってくると思います。

無料で使える2Dゲームエンジンとしては「cocos2d」が有名で多くのゲームアプリがこのゲームライブラリを用いて開発されています。
└私もcocos2dにはお世話になっています。(^^ゞ

また、cocos2dでは2種類の物理エンジンもサポートしていますので「Angry Birds」系のアクションゲーム開発についてもアクション部分のみであれば比較的簡単に実現できます。
└ゲームとしてまとめ上げるのは大変でしょうけど。。。

cocos2dに付属する機能紹介用のサンプル集を試してみると有名なゲームアプリもこのサンプルからインスピレーションを得て作成したのではと思えるようなサンプルも多くとても参考になります。


3Dゲームエンジンもいろいろとあるようですが、取り敢えず無料で試せる「unity」という3Dゲームエンジンが安価なこともあって注目を集めているようです。
3Dゲームエンジンを用いたゲーム開発の雰囲気は掴めると思います。(面倒すぎて挫折しました(^_^;))
└まだ開発途上ですが「cocos3d」というのも出てきています。

あと、cocos2dやUnity以外にもiOS開発で利用できるゲームエンジンはいろいろとあるようですので、自身のゲームアイディアを実現するのに適したゲームエンジンを探すことをお勧めします。
└ソーシャルゲームを考えているならそれに適したものもありますので。。。

また、ゲームエンジンを用いて開発することでiPhoneのみではなくAndroid端末用にアプリをビルド出来たりと他のプラットフォームにも比較的容易に移植できるメリットもあります。
└cocos2dではMac用もありますのでiPhone用アプリをMacに簡単移植できます。

最後にゲームで最も大切なのはアイディアと発想だと思いますので、ユニークなゲームアプリを開発していれば自ずと道は開ける事でしょう。
└そう思いたいと言うか期待を込めて。。。(^_^;)

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