2012年2月29日水曜日

Macアプリ:Sandbox対応(その後)

Sandbax対応したMac用アプリ(二角取りSolitaire FREE)をアップルへアプリ申請していましたが、本日無事リリースされました。

私の実施したSandbox対応で問題無いことが確認できましたので、他のMacアプリについても順次Sandbox対応したいと思います。

折角なんでSandbox対応手順について書こうかなと考えましたが「アップルとの守秘義務違反」に該当するかどうか判断しかねるのとSandbox対応自体はアップル社提供の説明ページ(英語)に詳しい手順が記載されておりハマる点も少ないと思いますので、今回は見送らせてください。

このブログを書いていると「アップルとの守秘義務契約」に引っ掛からないかいつも考えてしまいます。
どこまでがOKでどこからが駄目なのか明確なガイドライン(日本語訳)の提供して欲しいですね。

2012年2月27日月曜日

Xcode 4.3:変更点とか。

Xcodeを最新の4.3へバージョンアップしてからアプリ申請まで一連の作業を実施しました。

まず、開発環境としてみた感じでは大きな機能追加もなく、操作性についても4.2.1と変わりませんので使用上変化に気付くことはありませんでした。 違和感なく移行できると思います。

Xcodeがインストールされるディレクトリが今までの/Developerディレクトリから1つのアプリケーション内にパッケージ化され/Developerディレクトリが不要になった以外には大きな変更点はないのかなと思っていましたが、アプリ申請の作業で大きな変更点がありました。

アプリ申請までの流れを簡単に手順を追って書きますと。。。

1.開発・テスト
・デバッグビルド→デバッグ実行でコード作成とテストを繰り返し実施。
2.Analyzeビルド
・Analyzeビルドにてメモリリーク等不正なコーディングの検出・改善。
3.リリースビルド確認
・開発・テストが完了すると次にリリースビルドでの最終確認を行います。
(目的・確認項目)
・リリースビルド設定で生成したアプリの稼動確認。
└リリースビルドでのみ発生するエラーもありますので。
・アプリ認証コードの正常動作確認。(テストユーザーでの認証)
└Macアプリ固有の確認項目
・複数OSX環境(SnowLeopard,Lion)での稼動確認。
4.Archive作成→アップル申請
・Archiveメニューでアプリarchiveファイルを生成。
・Organizerウインドウ:Archivesタブが自動的に開くので、検証→申請すれば完了。

Xcode 4.3では上記「4.Archive作成→アップル申請」の部分が大きく変更となっていました。
変更点について詳しくは書きませんが認証に使われる署名,AppStoreリリース以外の配布サポート等機能アップしている印象です。

それでも、AppStoreへの申請を選択していけば登録まで進められますので、最初こそ戸惑いますが機能的には問題無く動作しました。 変更点に対応するため何か特別なことをする必要はないかと思います。

Xcodeはバージョンアップの度に使い勝手が向上していますので今後の進化が楽しみですね。

2012年2月22日水曜日

Macアプリ:Sandbox対応

本日、Appleからの開発者宛のメールでMac用アプリケーションに対するSandboxing対応の期日が2012年3月1日から6月1日に延長になるとのお知らせがありました。

「んっ」何の期日って感じで完全に見落としていました。(^^ゞ

2012年6月1日以降のアプリ申請分からSandbox対応が必須になるとの事みたいです。

で、早速Sandbox対応について調査を行いまして、取り敢えず1本だけですが拙作Mac用アプリのSandbox対応が完了しました。

私のアプリ自体がハードウェアへの直接アクセスやネットワークアクセス等Sandbox対応で大きな影響がありそうなAPIを使ったアプリではなかったので、呆気無いほど簡単でした。(ソース変更不要)
└2本目以降では対応手順が分かっているんで1アプリあたり30分も掛からないと思います。

あまりにも簡単だったんで逆に不安になるくらいで、まだ見落としがあるかも知れませんから継続して確認中ですが、一応Lion環境とSnowLeopard環境の両環境で正常動作することまでは確認できました。

取り敢えず、先行対応したアプリを申請してみて正しくSandbox対応できているか確認・検証したいと思います。

2012年2月19日日曜日

Xcode 4.3:Open Developer Tool

前記事「Xcode 4.3インストール」でIcon Composer等の開発ツールを実行する方法について”疑問”としてましたが、Xcode開発ツールのメニューから実行できるようです。

メニューのXcode→Open Developer Toolから起動可能。

2012年2月17日金曜日

Xcode 4.3インストール

Xcode開発ツールの最新版であるXcode 4.3がMacAppStoreにリリースされていましたので、Xcode 4.2.1からのアップデートを行いました。

Xcode 4.3については同じ4系列なのであまり大きな変更は無いと思い、事前調査せずにいきなりインストールしてみました。
└念のため、/Developerディレクトリは別ディスクへバックアップ。

今までですとインストーラがダウンロードされて既存のXcodeをアップデートしますか?って感じでアップデートしていたと思うのですが、今回は何の確認もなく「インストール済み」状態になりました。

この時点で「あれっ!?」って感じでしたが/Developerディレクトリを見ても日付は更新されておらずアップデートされた形跡も無い!?

インストーラを手動起動しないといけないのかと/Applicationsディレクトリ内を確認すると「Xcode」ってのが出来てる。

このXcodeアプリケーションの「情報を見る」とバージョンは4.3となっている。 あれれ!?
試しにダブルクリックで起動するとXcode 4.2.1を「ゴミ箱へ移動」ダイアログで確認されるがゴミ箱には移動せずに「Using Xcode」のボタンをクリック。

いきなりXcodeが起動するじゃないか?? バージョンを確認すると4.3になってる!?

一瞬パニクりましたが、Xcode終了後改めて確認すると今までは/DeveloperディレクトリにXcode関連のアプリケーションやユーティリティ、各種関連ファイルがインストールされてましたが、Xcode4.3からはXcodeファイル1つにまとめられたようです。

/Applicationsディレクトリ内のXcodeファイルを選択し「パッケージの内容を表示」をすると中にはアプリケーションやら今までのファイル郡が存在してました。

Xcode4.3からは/Applicationsディレクトリ内のXcodeアプリケーション1つでまとめられたので今後のアップデートでは他のアプリと同様に処理されるようになるのか知れませんね。

1つにまとまることで分かり易くなったと思いますし管理もしやすくなったので良いと思います。

逆にパッケージ化されたことでXcodeパッケージ内のアプリケーション(例えばIcon Composerとか)を利用したい場合はどうするんだろうって疑問(→解決)も感じましたが、パッケージ内のIcon Composerのエイリアスを作れば良いんですかね。

それともXcodeツール内からアイコンを編集すればOKと言う考えなのかな?

ちゃんと事前調査せずにアップデートした私が悪いのでしょうが、大胆なディレクトリ変更にビックリの4.3アップデートでした。

Xcode:archiveファイルの「Validate…」処理でエラー

iPhone向けiOSアプリが完成したのでAppleStoreへ登録すべく、Xcodeでアーカイブ作成(Product→Archive)した後アップル社申請のためアップロードするためOrganizerウインドウのArchivesタブにて作成したiOSアプリのarchiveファイルに対して「Validate…」→「Submit…」するのですが、「Validate…」処理で下記のエラーが表示されます。

<エラー表示>
iPhone/iPod Touch: Icon.png: icon dimensions (0 x 0) don’t meet the size requirements. The icon file must be 72x72 pixels, in .png format

<エラー原因>
  • Mac OSX 10.7.3ではXcode 4.2.1に内包されている「Application Loader」(archiveファイルアップローダーアプリ)ではMacOSXとの非互換のため上記エラーが発生する。

<対処方法>
  1. Xcode 4.3へアップデート
  2. Xcode 4.2.1での暫定対応
    • 最新版の「ApplicationLoader_2.5.1.dmg」をダウンロードしインストールする。
    • Xcodeアプリケーションを再起動する。(上記インストール前に終了させた方が良いかも)

急いでたので「Xcode 4.2.1暫定対応」しましたが、Xcode 4.3へのアップデートもしないと。。。