2011年10月31日月曜日

「HyperCard」復活の日

HyperCardと言うソフトウェアをご存知だろうか?

古くからのMacユーザーであれば知っていると思いますが、アップルが1987年にリリースしたオーサリングツールです。

それまでは高度なプログラミング技術が要求されたMacでのソフトウェア開発を一般の人でも簡単に作ることを可能にした画期的なソフトウェアでした。

リリース前にはこんなソフトウェアが出れば市販ソフトウェアの多くが不要となり売れなくなるって心配から他のソフトウェアベンダーがリリースに反対したほどの衝撃を与えたソフトウェアです。
└アップル系ベンダーのみならずコンピュータ業界全体が震え上がった。

カード型データベースにベースにボタン等の部品を貼り付けてアクションに対する動作をスクリプトで記述するスタイルはその後の開発ツールに多大な影響を与えました。

そんな衝撃的なツールでしたが何故か今はリリースされていません。

HyperCardのデータベースを簡単にオーサリングできる機能は現在のiPadやiPhoneアプリ開発にすごくマッチしていると思うのです。

これがリリースされればiOS開発スキルがなくても誰もが簡単にiPad・iPhoneアプリを作成することができるようになり、iPad本来の用途(ゲーム機じゃないよ^_^;)として成熟させることができるのではないでしょうか。

<アップルへの提案>
1.HyperCardを復活させよ。
2.ゲーム開発用途の使用は制限せよ。(オーサリング用途のみ)
3.データ配信サーバを提供せよ。

2の意図する事はゲームはネイティブ環境で作ったものが多くリリースされており、既に飽和している状態ですからボタンクリックするだけのゲームは不要。

3はデータをアプリ内に持ち込んだ形ではアプリサイズが大きくなりますし、データ変更の度にアプリ申請するのは現実的ではない。 独自にデータ配信サーバを用意できない開発者のためにもアップルがデータ配信サーバを提供すればデータ更新も一元化できるしメリットは多いと思うが如何だろうか。


今こそ「HyperCard」を復活させる時であり、その日が近いことを祈りたいと思います。

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