2019年1月2日水曜日

キャッシュレス化に思うこと

政府のキャッシュレス化推進を後押しに昨年は良くも悪くもキャッシュレス化・スマホ決済が取り沙汰された一年だったと思います。

特に「仮想通貨」技術との融合で新たな通貨・決済への流れが出来ると考えていただけにPayPayに端を発するクレカ不正利用とか仮想通貨取引所のハッキング被害・通貨盗難とかマイナス面の事柄が相次いだ事が非常に残念です。
 └ 特に仮想通貨ブームが一気に冷え込んだのは想定外(^_^;)

しかし、キャッシュレス化の流れは止められず今年以降より広がっていくものと予想されますし、そのための過渡期で「○○Pay」ってのが急速に乱立する事態になっているんでしょうね。

また、市場掌握(シェア拡大)のため無理な開発ペースや奇をてらったキャンペーンとかあの手この手の競争は今年以降も続くと思われます。


この群雄割拠のスマホ決済戦争に終止符を打ち見事全国制覇(シェア統一)を達成する企業があるとすればそれは「黒船Apple社」だと予想します。
 └ 国か国内企業が主導する事が望ましいが市場動向に任せれば自然に淘汰される。

<Apple社と予想する理由>
1.iPhoneスマホ
・最も大きな理由はiPhoneスマホを製造しiOSを一社で提供している唯一無二の企業である点です。
・○○Payアプリはあくまでも一つのアプリに過ぎずiPhone機能を利用して構築されているに過ぎません。
・Apple Pay機能はiOSに統合されているため、ロック画面からホームボタンのダブルタップで簡単に起動できるようにiOS提供メーカーの強みがあります。
・セキュリティ面もAndroidスマホと比較してもより堅牢。

2.技術・インフラ
・現在の「Apple Pay」では少額決済や個人間送金はできませんがアメリカ国内では「Apple Pay Cash」により既に実現しており、日本でのサービス提供も時間の問題です。
・iPhone上のデータをiCloudで総合的に管理し20億台近い端末を管理しアプリ購入時のクレジット管理とか大規模なデータ処理を実現している。
 └ そのための大規模データセンターを既に保有・運用している。

3.店舗・顧客管理
・QRコード決済は容易に導入でき設備投資も抑えられるメリットで広がる可能性はありますが、実際にはカメラで読み込んだりとか不便で面倒な仕組みです。
 └ 財布から現金を取り出して支払い→お釣りを貰うのとあまり変わらない。
・Apple社ならもっと便利な方法を実現できる技術基盤があるように思います。
 └ 店舗側iPadタブレットと顧客iPhone端末だけを使って実現できる!?

これは私の思い描く方式ですが。。。
【新しい店舗での決済】
 1)店舗に近づくと自動的に店舗一覧が表示→購入したい店選択。
 2)店舗内のメニュー表がiPhoneへ配信。
 3)顧客:手元のメニューで商品・個数・クーポン適用→プリオーダー→待ち時間表示
 4)店舗:商品準備ができたら顧客スマホに通知→来店して商品受け取り→決済
・単純な現金代わりの決済手段ではなく店舗業務自体をより便利に変革できる仕組みの提供を付加価値として提供してくると予想しています。
 └ 決済手数料を払ったとしてもそれ以上のメリットを得られればWinWinの関係。

4.利便性
・上記の様な「新しく店舗決済」もしくはそれ以上の店舗決済が実現できれば店舗側・顧客側双方にメリットあり。
【店舗側】
 1)プリオーダーで効率的に商品準備や製造ができる
 2)売り切れを事前に予測、通知が出来る(残り数表示とか)
 3)お客様を待たせる時間の削減、行列の回避
 4)事前に個人を特定できる事で転売目的の複数購入を未然に防げる
 5)売上管理が自動で行われる
【顧客側】
 1)ゆっくりと商品を検討できる(せかされない)
 2)行列待ち時間が無い(プリオーダー後店舗を離れられる)
 3)流通も絡めればオプションで自宅配送も簡単に指示可能
【懸念事項】
 1)キャンセル対応(個人を特定ているので逃げる客は少ないけど)
 2)現金支払い顧客との棲み分け

ディズニーランドやUSJといった場所でアトラクション待ち時間を減らすためのファストパスと同様に「待ち時間解消」は店舗・顧客双方にとってメリットがあるように思います。

また、現在は各飲食店舗等で順番待ち一覧に名前を記入してる(アナログ対応w)と思いますがこの仕組みも置き換えできますし、飲食以外でも店舗入店者を管理できれば入場制限して混み合う事もなくなり万引きの予防にもなるかも。
 └ 事前に入店許可を受けた人だけ入れるよう制限。

店舗側では店舗会員やVIP顧客を優遇する事(優先入場やタイムセール)で顧客の囲い込みも出来る。

多分、コストコが万引き防止と顧客選別でやっている戦略と同じ事を自動化して広範囲に実現する。

個人情報云々との指摘はあるかと思いますが、店舗側で決済すれば最終的には決済情報とともにある程度個人情報は残る訳ですし「先に顧客確認」出来るメリットは大きいと思います。
 └ ビックデータ的にも決済時ではなく入店時に得られる顧客動向のデータも取得可。

これだけの事を各店舗やチェーンだけで実現するにはコストが掛かりすぎると思うけどApple社が先導して仕組みやシステムを提供してくれるとしたら店舗側も導入を検討するのではないでしょうか。 そしてApple社がスマホ決済市場を席巻する状況を作り上げるのではないでしょうか。

以上、長々と書き綴ってしましましたがあくまで個人的な予想ですw

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